プロップファームの週末・日またぎ保有ルールとリスクを比較するアイキャッチ

プロップファーム 比較記事

プロップファームで週末・日またぎ保有はできる?主要6社のスイング取引ルールを比較

プロップファームで日またぎや週末保有をしたいとき、「保有可能」と書かれているだけで判断するのは危ないです。評価中と合格後で条件が同じか、ニュース時に決済できるか、含み益や含み損さらにはスワップがDDに対してどのくらい影響してくるかまで確認して、初めてスイング運用に使えるかを判断できます。

この記事では、日本語対応の主要プロップファーム6社について、日またぎ、週末保有、ニュース、スワップ、DD、非アクティブ条件を整理しています。

結論|週末保有の可否だけでスイング向きかは決まらない

週末まで保有できても、日次DDが有効証拠金ベースなら、週明け前の含み損で制限に近づくことがあります。ニュース前後に決済やTP・SLの発動まで制限される場合は、保有自体が許可されていても、重要指標をまたぐ戦略とは両立しにくくなります。

見る順番は、日またぎ・週末の可否、評価中と合格後の差、ニュース時の扱い、スワップ、DD計算、非アクティブ条件です。例えばロンドン序盤に入って翌日まで保有する手法でも、週末をまたがないから大丈夫とは限りません。ロールオーバーと高影響ニュースに触れる可能性まで考える必要があります。

日またぎ・週末保有で必ず確認する6項目

確認項目 読むべき内容 見落とした場合
保有可否 翌日・週末・祝日にポジションを残せるか 金曜の指定時刻に強制決済や失格となる
評価中と合格後 Challenge(評価フェーズ)とFunded(資金提供後)の双方で同じか 合格後に同じ運用を続けられない
ニュース 新規、決済、注文発動、TP・SL、利益計上のどこが制限されるか 保有中の注文がルール違反や利益調整の対象になる
スワップ 日またぎの費用、三倍スワップの有無とタイミング、Swap-Freeの有無 想定より損益・DDの余力が減る。
DD計算方式 残高か有効証拠金か、スワップが計算に入るか 含み損や保有コストで予想より早く制限に近づく
非アクティブ 新規・決済の最低頻度、口座の休眠条件 保有だけでは必要な取引条件を満たせないことも

主要6社の週末・日またぎ保有ルール早見表

ファーム 日またぎ・週末保有 ニュースとDDで見る点 保有コスト・継続条件
Fintokei チャレンジプラン・スイングで日またぎ・週末保有を想定 日次損失ラインはUTC0時の残高ベース。ただし失格判定は有効証拠金ベース 全商品スワップフリー。30日以内に新規または決済取引が必要
Blueberry Funded プランで異なる。Flex 1ステップは日またぎ可・週末持ち越し不可 Flex 1ステップは高影響ニュース前後5分のオープン/クローズ禁止。プライム・2ステップは前後2分の新規オープン禁止で既存ポジション管理は可 週末持ち越し可能なプランでも、週末ギャップ・流動性低下・スワップを考慮する。インスタント・ライトはFAQページに週末取引に関する明確な記述がないため要確認
Super Funded 全口座で日またぎ・週末保有ともに可 高影響ニュース前後10分のオープン/クローズ禁止 スワップに関しては、要確認
ThinkCapital 全口座で日またぎ可。週末はライトニング、デュアル・スイング、ネクサスで可 デュアル・イントラデイとBoltは週末保有不可。金曜期限を超えると資金提供口座では失格 デュアル・スイングは残高ベース日次DD、イントラデイは有効証拠金ベース
FundedNext(CFD) CFDの全口座・全段階で日またぎ・週末保有可 高影響ニュースの利益計上ルールとDLL・MLLへのスワップ反映を見る Swap-Free以外はスワップあり。FX・コモディティは水曜、指数・暗号資産は金曜に三倍スワップ
Fundora 全取扱商品で週末持ち越し可。週末の新規取引は暗号資産のみ 制限自体はないが、ニュース時のスリッページは補償されない。評価通過後のPro Accountで適用される33.3%ルールも別途確認 30日無取引で失格。20秒未満の決済は禁止

評価中と合格後でルールが変わるケース

「Challengeで週末保有できた」ことを、そのまま合格後の前提にはしないでください。ThinkCapitalでは、すべての口座タイプで日またぎは可能ですが、週末保有はライトニング、ネクサス、デュアル・スイングのみ、評価・資金提供の双方で許可されています。デュアル・イントラデイとBoltは週末保有不可です。

特にデュアル・イントラデイとBoltの資金提供口座は、金曜日21:00 UTCまでに自分で全ポジションを決済する必要があります。期限を過ぎるとハードブリーチとなり口座失格の対象です。評価口座での扱いがより緩く見えても、資金提供後の条件を先に読むべき理由はここにあります。

FundedNextは、Stellar 1-Step、2-Step、Lite、Instantを含め、すべてのCFD口座・全段階で日またぎと週末保有を許可しています。ただし「保有可能」は「コストや利益計上に影響しない」という意味ではなく、当然スワップもDLL・MLLの計算に入る上、モデルによってはニュース時の利益処理も異なります。

ニュース取引制限と持ち越しポジションの注意点

週末保有を考えるとき、重要指標をまたぐ可能性も同時に見ます。Blueberry Fundedはプラン別に扱いが分かれます。Flex 1ステップでは、2026年8月17日以降購入分について、高影響ニュースの前後5分以内にポジションをオープン/クローズすることが禁止されていますが、ニュースをまたいで保有すること自体は許可されています。一方、プライム・2ステップでは高影響ニュースの2分前〜2分後に新規ポジションを開くことが禁止されていますが、既存ポジションのクローズ・調整・TP/SL・部分決済は許可されています。

つまり、Blueberry Fundedでは「週末に持ち越せるか」と「ニュース時間帯に何ができるか」を一括りに扱わないことが重要です。Flex 1ステップは日またぎ保有は可能ですが週末持ち越しは不可で、週末前に全ポジションをクローズする必要があります。プライム・2ステップやインスタント系は、一般FAQページでは週末持ち越し可と確認できますが、インスタント・ライトの新FAQページなどに明確な週末取引に関する記述がない場合は、Help Centerやサポートで最新の情報を確認するようにしてください。

FundedNextではニュース取引自体は可能ですが、Stellar 1-Step、2-Step、LiteのFundedNext Accountで高影響ニュースの前後5分に行った取引は、利益の40%だけが口座利益へ計上されるルールがあります。損失はそのまま自己負担です。Stellar Instantも高影響ニュースの前後5分に*News Profit Split Ruleが適用されるため、保有したまま利益を得た場合の評価を通常時と同じにはできません。

ThinkCapitalはデュアル・スイングではニュース取引を標準で許可し、デュアル・イントラデイでは不可です。ライトニングとネクサスはニュース取引アドオンの有無で変わります。週末保有だけでなく、保有中にニュースをまたぐ前提なら、プラン名とニュース権限を必ずセットで確認しましょう。

*損失は100%、利益は40%のみ反映されるルール

スワップ・週末ギャップ・DDをどう考えるか

スワップは小さく見えても、日またぎが続けば累積し、DDの余力を減らします。FundedNextでは、Swap-Free以外の口座で日またぎ・週末のスワップが適用され、Forexとコモディティは水曜日、指数と暗号資産は金曜日に三倍スワップとなります。商品別の正確な値はプラットフォームの仕様画面で確認してください。

Fintokeiのチャレンジプラン・スイングは、全商品スワップフリーです。ただし、日次損失ラインが残高ベースであっても、失格判定そのものは有効証拠金ベースです。スワップがないことと、含み損を大きく持ってよいことは別の話なので、週末前には最大損失ラインからの距離を確認します。

週末ギャップは価格の予測ではなく、再開時にストップロスが想定より不利な価格で執行される可能性として扱います。Blueberry Fundedでも、週末持ち越し可能なプランでは、週末後のギャップ、流動性低下、スリッページを注意点として見る必要があります。一方、Flex 1ステップは週末持ち越し不可なので、週末前のクローズ管理そのものが重要です。保有する場合は、通常時の損切り幅に加えて、DDの余力をどこまで残すかを先に決める方が現実的です。

申込み前チェックリスト

順番 確認すること 理由
1 平均保有時間と週末をまたぐ頻度を書く 日またぎだけか、週末まで必要かを分ける
2 Challenge(評価フェーズ)とFunded(資金提供後)のの保有条件を並べる 合格後に持ち方を変えないため
3 高影響ニュースの注文・決済・TP/SLの扱いを見る 保有中に自動注文が発動する可能性もある
4 スワップと三倍スワップ、DD計算を確認する 費用と含み損が余力を削るため
5 非アクティブ・報酬・一貫性ルールを見る 長期保有だけでは満たせない条件を防ぐ

保有ルールは、ニュース取引ルールDD解説スプレッド比較禁止取引ルールと合わせて読むと、実際のポジション管理へつなげやすくなります。

各社の公式サイトで現在の条件を確認する

まとめ|スイングは保有可否より、保有中のルールで選ぶ

スイング向けの口座を選ぶときは、週末保有の可否で終わらせず、評価中と合格後、ニュース、スワップ、DD、非アクティブ条件まで見ます。保有できることと、保有しても自分のリスク管理を守れることは別です。

自分の平均保有時間と主要な指標の時間を先に書き出し、必要な条件に合わない口座を外していくと、候補を絞りやすくなります。申込み前には必ず、選ぶプランの現行スイング取引ルールを確認しましょう。

-プロップファーム, 比較記事