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日次・最大ドローダウンとは?プロップファームのリスク制限ルールを徹底解説【2026年最新】

プロップファームの審査や運用で最も重要と言えるのが「日次ドローダウン」と「最大ドローダウン」というリスク制限ルールです。これらのルールは、1日または総残高に対する損失の許容範囲を明確化し、基準を超えると失格という厳しいチェックポイント。2025年現在、日本語対応主要4社(ThinkCapital/Blueberry Funded/Fintokei/Super Funded)ではそれぞれ5%・10%もしくは4%・8%が一般的なライン(標準的な2段階プランの場合)となっており、計算方式や判定基準も要確認です。本記事では基礎の違い、失格パターン例、DD回避策と共に、最新の規制比較・守るべき戦略まで詳しく解説。「損失管理力=合格率アップ」に直結するので、挑戦前に必ずルールを把握し、自分の資金設計・トレード計画に落とし込むことが成功への近道です。

1. 「日次ドローダウン」「最大ドローダウン」とは?

プロップファームの審査やライブ口座運用において、もっとも警戒すべきリスク制限ルールが「日次ドローダウン」「最大ドローダウン」です。どちらも許容ラインを超えると即失格となる厳しい基準で、合否や出金までの継続率に直結します。

  • 日次ドローダウン:1日の損失の限界。例:5%なら、その日の損失が当日開始時点での口座残高(もしくは有効証拠金)の5%を超えた瞬間に失格。
  • 最大ドローダウン:全期間を通じた最大損失のリミット。例:10%なら、スタート時資金や一定の基準額から10%を超える損失で失格。

両者は似ていますが、計算対象が「1日」か「全期間」かで性質が異なります。合格率を上げるためには、それぞれ独立した管理対策が必要です。


2. 日次と最大ドローダウンの計算方法と違い

日次ドローダウン(損失制限)のタイプ

  • 計算基準が当日開始時の「残高」ベース:含み益は影響せず、確定損だけがカウント
    例:当日開始時の残高が200万円・日次ドローダウン5%の場合
    →日次損失限度額は190万円 (200×0.95)
  • 計算基準が当日開始時の「エクイティ(有効証拠金)」ベース:含み損益も即時反映されるため厳しい
    例:当日開始時の残高は210万円だが、エクイティ(有効証拠金)が220万円・日次ドローダウン5%の場合
    →日次損失限度額は209万円 (220×0.95)

最大ドローダウン(損失制限)のタイプ

  • 初期口座残高ベース:実現利益を出して残高が増えても影響せず、常に固定例:初期資金(チャレンジ開始時の口座残高)が200万円・最大ドローダウン10%の場合
    →最大損失限度額は常に180万円 (200-(200×0.1))
  • 有効証拠金ベース:計算基準時点の有効証拠金(口座残高+含み損益)を基準に計算される
    ※未実現利益を伸ばして有効証拠金が増えれば、その分ドローダウン許容額も連動して変動する方式例:初期資金(チャレンジ開始時の口座残高)が200万円・日次ドローダウン5%・当日開始時(日本時間午前7時)時点での有効証拠金が基準の場合・チャレンジ開始直後
    有効証拠金:200万円
    → 日次損失限度額:180万円(200 − 200×0.1)・トレードで利益を出し、有効証拠金が220万円に増加した場合
    → 日次損失限度額:209万円(220 − 220×0.05)・さらに有効証拠金が250万円まで増加した場合
    → 日次損失限度額:238万円(250 − 240×0.05)
  • トレーリング(相対型)ドローダウン:実現または未実現利益により口座残高または有効証拠金が増加する毎に失格ラインも同様に増加する(上限は元の口座残高、1度到達するとそこで固定される=それ以降は実現及び未実現利益が発生しても増加しない)。その性質から、「追尾型」とも言われます。例:初期資金(チャレンジ開始時の口座残高)が200万円・最大ドローダウン6%の場合
    ケース1:口座残高が104万円に達すると、最大損失限度額は98万円に設定される
    ケース2:口座残高が106万円に達すると、最大損失限度額は100万円に設定され、それ以降は実現及び未実現利益が発生しても増加しない
    ケース3:確定利益により口座残高が105万円となった後、3万円を出金した場合、その出金により最大損失限度額の利用可能枠は3万円まで減少する
    ケース4:確定利益により口座残高が106万円となった後、その利益分である6万円を全額出金した場合、利用可能なドローダウン枠は0円となる※その後残高が110万円に増加しても、最大損失限度額は100万円のままで固定
    ※いずれのケースも、実現または未実現損失により口座残高または有効証拠金が最大損失限度額を下回ると失格

違いの要点

  • 日次DD:短期的な損失管理。取引日の行動制限が強くなる。
  • 最大DD:長期的な損失管理。期間全体でのリスク許容度の上限。

※特に日次ドローダウンの計算式の基準は、ファームやプランによって、異なるルールが設定されている場合が多く、公式サイトのFAQなどで
細部までルールの確認をしてから、チャレンジに臨むようにしましょう。


3.日本語対応主要プロップファーム4社のドローダウン制限比較表【2026年最新】

項目 ThinkCapital Blueberry Funded Fintokei Super Funded
日次ドローダウン 3~4% 2~5% 3~5% 3~5%
最大ドローダウン 6~8% 4~10% 6~10% 5~10%
計算方式
(日次)
デュアルイントラデイ
当日開始時(冬時間:日本時間午前7時 / 夏時間:日本時間午前6時)の有効証拠金額ベースデュアルスイング
当日開始時(冬時間:日本時間午前7時 / 夏時間:日本時間午前6時)の口座残高ベース
前日の有効証拠金と当日開始時(午前7時)の口座残高のうち高い方がベース 前日の有効証拠金と当日開始時(午前9時)の口座残高のうち高い方がベース 前日終了時の口座残高ベース
計算方式
(最大)
デュアルイントラデイ初期口座残高ベース

デュアルスイング初期口座残高ベース

初期口座残高ベース 初期口座残高ベース 初期口座残高ベース
公式サイト
Think Capital

Blueberry Funded

Fintokei

Super Funded
クーポンコード VTJ15%オフ
(回数無制限)


WELCOME20JP20%オフ(初回購入限定)

NEW2020%オフ
(初回購入限定)


BERRY1515%オフ
(期間限定

WELCOME30J30%オフ(初回購入限定) VTJ20%オフ
(回数無制限)
※それぞれのドローダウン制限のレンジはプラン/チャレンジフェーズによって異なる
※計算方式は、各ファームの標準的/人気プランである2ステップ形式(ThinkCapital: デュアルステップ(各プログラム)、Fintokei: チャレンジ)プラン適用のルールを記載(プランによって計算方式/基準が異なる場合があります)
※併せて、最新のルールや計算方式は必ず各公式サイトのFAQ等でご確認ください。

4. よくある失格パターン

  1. 損失を取り戻すため高ロットエントリー後に逆行 → 1日で5%超え(例:残高100万円→94万円に)
  2. 含み益から含み損転落 → エクイティ基準5%超え
  3. 連敗+ナンピンで累計10%超え → 最大DD到達
  4. 経済指標時の逆張りで即座に5%損失

5. 日次&最大ドローダウンを守る戦術

裁量トレード向け

  • 1日の損失許容を日次DDの40%以下(理想は20%以下)に設定
    例:日次DD 5% → 1% (最大でも2%)で損切り&その日はトレード終了)
  • 自分のトレード手法の勝率と連続で負けトレードとなる最大回数・それぞれの回数の確率を把握
  • 上記最大連続損失を許容できるよう、トレード毎のリスク(ポジションサイズ)を初期口座残高の(例)0.5%に固定
  • 過剰エントリーやリベンジトレードの防止ルールを明文化(紙に大きく書き、デスクやスクリーン上など常に見えるところに設置、等)
  • 経済指標30分前後はNOトレードで急変動回避

EA・自動売買向け

  • 日次・最大DD条件をパラメータで設定してロジック内に組み込み
  • 稼働時間の制限 → 相場急変帯はエントリーしないよう設定
  • 全てのトレードにストップロス注文をセットしておき、最大リスクを管理
  • ポジション分散で一撃DD到達リスクを低減

共通ポイント

  • 「危険水準の半分以下」で運用をストップする習慣
  • バックテスト最大DD値×1.5をバッファ(安全域)と仮定して資金設計
  • バックテスト勝率から最大連続損失確率を把握、それを織り込みトレード毎のリスクを管理

6. まとめと活用のすすめ

日次・最大ドローダウンは、合格率と継続運用率を大きく左右する「見えない壁」です。
特に5(4)%・10(8)%ラインが業界の標準であり、これはチャレンジ合格後のファンディング段階でも
継続適用のため、この枠内に余裕を持って収められる運用・リスク管理が不可欠です。

挑戦前に必ず各社の最新ルールを確認し、自分のトレード計画に落とし込んでリスクを可視化しましょう。

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